2009 年 10 月 20 日

通過点か 終着点か ~クライマックスシリーズ 最終章~ vol.16

【CLIMAX SERIES 1ST STAGE REVIEW -クライマックスシリーズ-

野村イーグルスが見せつけた“真の強さ”

 第2ステージまであと1アウト。「タナカ! タナカ!」と先発・田中のコールが響き渡る中、最後はセンター・鉄平がウイニングボールをキャッチした。
 田中の投球は圧巻だった。6回まで2塁すら踏ませず、スコアボードに0を並べた。8回、エラー絡みで1点を失ったが、終わってみれば被安打7、9奪三振、無四球で123球の完投だった。前日の岩隈に続く完投勝利で第2ステージ進出を決めた。


 

【CLIMAX SERIES 2ND STAGE PREVIEW -クライマックスシリーズ-

PACIFIC ファイターズ vs イーグルス

 ファイターズは、この一戦に大きな痛手を負って臨まざるをえない。エース、ダルビッシュを欠場させることを、梨田監督が明言したのだ。第1ステージで、エースの1人である永井を温存できたイーグルスとは、対照的な状況。ファイターズは王者としての意地でこの逆境を乗り越えられるのか。それとも「野村監督に有終の美」と一致団結したイーグルスがいきおいそのままに勝ち進むのか。


 

【INTERVIEW -インタビュー-】  阿部慎之助(ジャイアンツ)

~思い出を塗り替えるため~

 「今年のキャンプが始まったときから、日本一という目標を立ててみんなで頑張ってきました。監督が言うように、もうふた山あって、あとはそれを駆け上がっていくだけです。どのチームが来ても、シーズンの自信を持ってやればいいと思います。短期決戦は何が起こるか分からないですけど、体調を万全にして臨めれば良い」
 黄金期再到来が謳われるチームを、主将として、捕手として支える頼れる男、阿部慎之助。2002年以来7年ぶりとなる日本一奪回への思いを熱く語った。


 

【SPECIAL FEATURE -特集-】  引退特集 good luck and godspeed!!

立浪和義 引退記念企画 竜魂永遠に
其の二 2009――偉大なる旅の終着点②

 現役引退までのカウントダウンは進む。しかし、不惑の年を迎えた立浪は、何にも心を乱されることなく、黙々と練習に取り組み、1打席のことだけを考え、ここに全力を注ぎ続けた。たとえ宿敵の歓喜の瞬間を目の当たりにしようとも、そのモチベーションが切れたり、集中力が途切れることはなかった。そして9月30日。ひとまず別れを告げる時がやって来た。


 

【SEASON REVIEW -レビュー-

歴史的貧打に泣く vol.3 広島東洋カープ

 記念すべき新球場元年。就任4年目を迎えたブラウン野球の集大成ともなる2009年は、王者ジャイアンツに連勝という最高のスタートとなった。
 ルイス、前田健などの先発陣が好投し、打撃でも赤松や天谷などの俊足選手が躍動。「今年は違う」という雰囲気に満ちあふれていた――。

 

混迷の中で vol.4 千葉ロッテマリーンズ

 バレンタイン監督の解任が決定しているという異例の状況で開幕した今季。マリーンズについて報道される話題は監督と球団の確執のことで持ちきりとなり、球団も選手も、さらにはファンも落ち着かない中での戦いだった。
 球宴後、「今季限りで去ることが最善の道」と、初めて監督自らが退団の意思を表明し、騒動に終止符を打とうとしたが、チームは最後まで浮上できず、終わってしまった。